こびとのもりのはいしゃさん｜歯医者さんがつくった歯医者さんの絵本

この絵本について

こどもたちが歯医者さんを
好きになるように

“痛い・怖い”の表現を無くしました。

「こびとのもりのはいしゃさん」は、歯医者さんが子どもたちに「歯医者さんを好きになってもらうため」に書いた絵本です。

歯医者さんをテーマにした絵本には、必ずと言って良いほど“痛い・怖い”といった表現が使用されています。それでも素晴らしい絵本はたくさんありますが「こびとのもりのはいしゃさん」では使用を避けました。それは作者である歯医者さんが、ネガティブなイメージを歯医者さん未経験の子どもたちに与えたくないと考えたからです。歯医者さんはこわくない。この絵本はそう伝えたいのです。

年齢別医療リテラシーの提供

「こびとのもりのはいしゃさん」の生みの親である歯医者さんは、どの年齢のこどもたちにも楽しんでもらえるように考えて絵本をかきました。

赤ちゃん

絵本を楽しめるようになったころに、読み聞かせて歯医者さんはこびとが住む楽しいところとイメージさせます。
～1歳半頃

1歳半頃が歯科に通い出す一般的な年齢。歯医者がこわくないところだということを印象付けましょう。
1歳半～2,3歳

歯磨きの大切さやフロスなどセルフケアの大切さを教え、絵本を読みながらお母さんと一緒に練習しましょう。
2,3歳～6歳

歯の健康の大切さを伝えながら、こびとにほめてもらえるように、歯磨きなどのケアを定着させます。

作品紹介

こびとのもりの
はいしゃさん

「こびとのもり」には、こどものことが大好きな歯医者さんにこびとが住み着くという言い伝えがあります。どうやらこの歯医者さんにはこびとが住みついている様子。

住みついたこびとたちのお仕事は、こどもたちがちゃんと歯みがきしたか？変なクセで歯並びを悪くしていないか？パトロールすることと、歯医者さんがスムーズに治療ができるように準備を手伝うこと。今日も人間に見つからないように、日が暮れてからこっそりお仕事に出かけるみたい。でもどうやらみどりこびとは初めてのお仕事で……。

STORY01

さあ、おしごとへしゅっぱつだ

歯医者さんに住みついた5人のこびとたち。人間に見つからないように、日が暮れてからお仕事に出かけます。一番年下のみどりこびとは初めてのお仕事で不安みたい。でも大丈夫。トラブルがあっても仲間が助けてくれる。
STORY02

みんなできょうりょくしておてつだい

5人のこびとたちは、眠っているこどものお口をがーっと開けます。磨き残しがないか？お口を開けて眠っていないか？パトロール。パトロールが終わったら、歯医者さんに戻って、歯医者さんが治療で使う道具のお手入れをはじめます。
STORY03

たいへん！もうすぐよがあける

朝になったら人間の時間。こびとたちはお仕事を終えてお家に帰るために高いところから飛び降ります。だけど、初めてのみどりこびとは、足がすくんで動けないみたいで…！
STORY04

みんなえがおでうれしいね

無事にお家に帰って来られたこびとたち。みどりこびととあかこびとがこっそり歯医者さんを覗きます。こびとたちのおかげでこどもたちの歯は今日も健康。5人のお仕事の成果だね！